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マツヤスポーツ杯...またしても特別延長

11月12日・13日は中野市で開催される最後の公式戦 マツヤスポーツ杯少年野球大会でした。昨年、優勝したこの大会、開会式ではキャプテンが選手宣誓です。
今シーズン、好成績は残しているものの、まだ優勝を手にしていない選手達は、この大会にかける思いは並々ならぬものがあります。最後の大会、有終の美を飾ってもらいたいと、保護者の応援にも熱がこもります。

初日12日の会場は、ホームグランドの延徳小グランド。前日、一日中降り続いた雨で荒れたグランドを、大勢の保護者の方が一生懸命整備していただき、ほぼ時間通りに試合を始めることができました。

延徳ライオンズの1回戦の対戦相手は、お隣り山ノ内町の佐野ファイターズです。先週のイオン杯県大会で苦杯を喫したサウスポーの先発ピッチャーだったので、ちょっと不安がよぎりました...。でも、そんな不安は杞憂に終わり、結果は、

1回戦 ○延徳ライオンズ 16-0 ●佐野ファイターズ(山ノ内町)
 チーム 1 2 3 4 5 計
 佐 野  0 0 0 0 0 0
 延 徳  3 7 5 1 x 16

と、毎回得点の圧勝でした。加えて、この試合先発のタカナガは相手チームに出塁を許さず、完全試合達成!! さい先の良いスタートです。

2回戦の相手は、予想どおり、実力伯仲の宿敵キングアニマルズになりました。キングアニマルズとは、約1ヶ月前のJA中野市共済カップの準決勝で対戦し、●延徳 1-7 ○キング と完敗してしまっただけに、リベンジ戦です。そして、この2回戦を突破すれば、優勝に大きく近づく大切な一戦です。

選手達も、この試合の大切さを肌で感じていて、気合い十分。両チームともいいプレーが随所に出て、応援する保護者は胃が痛くなるような緊迫したゲームとなります。

先攻となった延徳の初回の攻撃、先頭打者がクリーンヒットで出塁。盗塁・進塁打で1アウト1・3塁のチャンスに4番がキッチリとセンターフライを打ち上げ、1点を延徳が先制します。その裏のキングの攻撃は、1アウトからヒットのランナーを許すものの、盗塁を見事阻止し、結局3者凡退に抑え、延徳が1対0と主導権を握ります。

2回表の延徳の攻撃は3者凡退。淡泊な攻撃で、相手に流れが行く悪い予感。この回のキングの先頭打者4番の当たりは、サードへの強烈なゴロ。これが安打となり、先頭打者の出塁を許してしまいます。1アウト後に、6番打者にもヒット。盗塁もあり、1アウト2・3塁の大ピンチに。次打者を三振に打ち取り、2アウトとなるものの、8番バッターにセンターへタイムリーヒットを浴びてしまいます。この場面で、センターから見事なバックホームがあり、逆転となるセカンドランナーは、ホームでタッチアウト。逆転は許しませんでした。

このプレーで、試合の流れは再び延徳にきます。ピンチの後にはチャンスありの格言通り、3回表の延徳の攻撃は、1アウト後、連打が出て1・2塁の追加点のチャンスです。しかも、上位打線だけに、期待は高まります。しかし、残念ながら、この回は追加点は奪えませんでした。
攻撃は不発でしたが、3回裏のキングの攻撃は簡単に3者凡退に抑えて、相手に主導権は握らせません。

4回表の延徳の攻撃で、ようやく待望の追加点を奪います。先頭打者のケンシロウが2ベースヒットで出塁。このチャンスに、ショウゴが気迫のバッティングでタイムリーヒット。思わずガッツポーズが出ます。
リードした後の大切な守備となる4回裏は、ランナーを一人出すものの、後続を無難に抑えていいリズムが続きます。

5回表の延徳の攻撃でもチャンスが続きます。1アウト後に出塁したランナーが盗塁を決め、1アウト2塁のチャンスに。しかも、打順は上位打線に回っているのでの、ヒットが出れば、決定的な追加点になります。応援団の声援もボルテージが上がります。しかし、残念ながら、決定打が出ず、リードを広げることができません。でも、その裏のキングの攻撃を3者凡退に抑え、2対1の最小得点差で6回を迎えます。

6回表の延徳の攻撃が3者凡退に終わり、6回裏。これまで好投していた先発タクがいきなり連続ヒットを浴び、ノーアウト1・2塁の大ピンチ。タイムをとり内野陣がタクをもりたてます。続く相手3番打者のあたりは、三遊間へボテボテのゴロ。サードがナイスカットで打者走者を1塁でアウトにしますが、ランナーはそれぞれ進塁し、1アウト2・3塁のピンチが続きます。ここで迎えるバッターはJA中野市共済カップで2ホームランを浴びた4番打者。この試合の山場を迎えます。結果、ピッチャーはうまく打ち取り、センターフライ。打った瞬間は打ち損じのフライに見えた当たりが、ドンドン伸びていき、あわやセンターオーバーの大飛球。この当たりをセンターが背走し、ナイスキャッチ&好返球。3塁ランナーのタッチアップでの生還を許すものの、2塁ランナーは3塁へは進めません。続く打者にもヒットが出たものの、2塁ランナーを進塁させなかったので、タイムリーにはならず、結局、この回のキングの攻撃を1点にしのぎます。

2対2でいよいよ7回最終回です。延徳は先頭打者がヒットで出塁するものの、後続が続かず無得点に終わります。こうなると、裏のキングの攻撃をなんとしても無得点に抑えなければなりません。7回裏のキングの攻撃、先頭打者を三振で打ち取り、一息つくものの、連続四球と盗塁で、1アウト2・3塁のサヨナラ負けのピンチを迎えてしまいます。ここからの守備は本当に素晴らしいものでした。次打者のセカンドゴロに、3塁ランナーが本塁突入。これを2塁ショウゴが好返球でタッチアウトにします。これで、2アウト3塁。この場面で、ピッチャーがワイルドピッチをしてしまいますが、これも落ち着いて処理して、3塁から本塁に突入したランナーをアウトにして、特別延長となりました。

先週のイオン杯県大会に引き続く特別延長です。1アウト満塁からの攻撃となり、延徳は3番打者から、キングは2番打者からとなります。どちらも好打順なので、スクイズ・ヒットエンドラン・ヒッティングなど、色々な作戦が予想されますが、とにかく得点をとらなければなりません。この場面、延徳は打順が3番・4番ということもあり、ヒッティングを選びました。結果は、二人ともフライを打ち上げてしまい、無得点。かなり厳しい局面となりました。
こうなると、キングアニマルズは1点を取るとサヨナラ勝ちです。1アウト満塁ですから、当然スクイズが予想されます。でも、延徳は6回途中からピッチャーをエースの速球派に交代しているので、スクイズ失敗があれば、この回、相手を無得点に抑えることもできます。胃がキリキリ痛むような場面、キングアニマルズもヒッティングにきました。打球はセカンドゴロ。この打球が高いバウンドの当たりとなり、セカンドが懸命のバックホーム送球するものの、3塁ランナーが一瞬早くホームイン。無念のサヨナラ負けとなってしまいました。

2回戦 ●延徳ライオンズ 2-3 ○キングアニマルズ
 チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 計
 延徳ラ 1 0 0 1 0 0 0 0 2
 キング 0 1 0 0 0 1 0 1x 3